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人間ドック
人間ドックの検査結果の見方・考え方

人間ドック・検診を受けられる際の参考にして下さい

血圧測定 尿検査 血液検査 糖尿病
AST(GOT) ALT(GPT) ビリルビン γ-GTP
ALP コリンエステラーゼ アルブミン LDH
CPK CRP 尿酸(UA) 尿素窒素(BUN)
クレアチン 電解質 血清鉄 白血球(WBC)
赤血球(RBC)/ヘモグロビン(Hb)/ヘマトクリット(Ht) 血小板

血圧測定
心臓は全身に血液を送り出すポンプです。この血液を送り出す時に血管に加わる圧力を血圧と言います。 心臓が縮んで血液を押し出す時の圧力を最高血圧(収縮期)、心臓が元へ戻った時の圧力を最低血圧(拡張期)といいます。 この測定値をWHO(世界保健機関)が定めた基準にならって判定します。 血圧は1日のうちでは朝の方が高く、1年のうちでは冬が高く夏は低い、という傾向があります。また一時的な緊張でも高くなるので、何回か測定したうえで判定します。
血圧が高い場合は動脈硬化、虚血性心疾患、脳卒中などの生活習慣病の原因となりますが、低い場合は症状がなければ特に気にする必要はありません。
疑われるおもな病気
◎値が高いとき
本態性高血圧、二次性高血圧

◎値が低いとき
本態性低血圧、症候性低血圧、起立性低血圧
血圧値判定基準
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尿検査
血液によって全身から運ばれてきた不要物が、余分な水分とともに排泄されるのが尿です。腎臓に異常があると、不要物が排泄されなかったり、排泄されてはならないものが尿に混じってきたりします。
■尿糖
糖尿病で血糖値が高くなる(160〜180mg/dl以上)と、尿に糖が出てきます。ただし、食後や激しい運動、ストレス、胃の手術をした場合に出ることもありますが、一時的なものです。
疑われるおもな病気
糖尿病、腎性糖尿、胃切除後
■尿蛋白
蛋白は健康な人でもわずかに尿中にでていますが、腎臓が病気になると多く出ます。ただし、激しい運動や寒さ、精神的な興奮、強いストレス等でも出ることがあります。
疑われるおもな病気
糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、膀胱炎、腎盂炎
■尿潜血
陽性の場合、腎臓や尿路系統の精密検査が必要です。
疑われるおもな病気
膀胱炎などの腎臓・尿路系の炎症、結石、腫瘍
■尿ウロビリノーゲン
多い場合は肝臓の病気が疑われます。便秘でも増加します。
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血液検査
総コレステロール <正常値> 130〜220mg/dl
コレステロールは、ホルモンや脂肪の消化・吸収を助ける胆汁酸を合成する材料であり、細胞膜の構成成分としても、人体になくてはならないものです。
生活習慣病の元凶である動脈硬化を調べるために欠かせない検査です。コレステロールが多くなりすぎると血管の内側にくっついて動脈硬化を引き起こし、高血圧や心筋梗塞の原因となります。逆に少なすぎると肝臓や脳、血管などの栄養状態が悪くなり、脳卒中が起こりやすくなります。
疑われるおもな病気
◎値が高いとき
動脈硬化、高コレステロール血症、糖尿病、肥満、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症

◎値が低いとき
肝硬変、貧血、バセドー病
■中性脂肪 <正常値> 50〜150mg/dl
中性脂肪は食物から摂取した糖質や動物性脂肪などを原料として肝臓で合成されます。
体内に蓄積されている皮下脂肪の大部分は中性脂肪で、肥満になると高くなり、動脈硬化の危険因子になります。 日本人の場合、心筋梗塞の患者のコレステロール値はそれほど高くなく、むしろ中性脂肪が高値を示す例が多くみられます。
疑われるおもな病気
◎値が高いとき
動脈硬化、糖尿病、肥満、高脂血症、脂肪肝
◎値が低いとき
重症肝障害、肝硬変、バセドー病
■HDL(善玉)コレステロール <正常値> 40〜70mg/dl
血液中のおもなコレステロールにはHDL(善玉)コレステロールとLDL(悪玉)コレステロールがあります。
動脈の内側についたLDLコレステロールを取り除き、動脈硬化を防ぐと考えられていることから、善玉コレステロールといわれています。低値(40mg/dl以下)の場合、動脈硬化を引き起こす誘因になります。
疑われるおもな病気
◎値が低いとき
動脈硬化、肥満、糖尿病
◎値が高いとき
高HDLコレステロール血症
■血糖 <正常値>空腹時 60〜110mg/dl

血液中のブドウ糖のことを血糖といい、からだをつくっている組織細胞のエネルギー源となる大切な物質です。血糖が増えると、インスリンが分泌されて、血糖値が下がります。インスリンが不足したり、効き目が低下すると血糖値が下がらず、体に障害をおこします。これが糖尿病です。
疑われるおもな病気
◎値が低いとき
糖尿病、二次性糖尿病
◎値が高いとき
肝硬変、肝臓がん、インスリノーマ(膵島腺腫)
■ヘモグロビンA1c <正常値> 4.0〜5.8%
赤血球の中にあって、酸素を運ぶヘモグロビン(Hb)と、血液中のブドウ糖とが結合したものです。 HbA1は、HbA1a、HbA1b、HbA1cに分かれ、糖尿病にかかると、主にHbA1cが高くなります。血糖の検査は飲食の影響を受けますが、HbA1cはあまり受けません。そのため、糖尿病の治療経過を判定するためにも用いられます。
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糖尿病
糖尿病の主な症状
● 尿の回数が多い
● 急にふとったり、やせたりした
● 皮膚がかゆい
● のどがよくかわく
● つかれやすい
● 食べすぎる

糖尿病を防ぐ生活習慣
● 暴飲・暴食は避け、バランスのとれた食事をする
● 肥満を解消し、標準体重を維持する
● 適度な運動を心がける
● ストレスをためない
● アルコールやたばこをひかえる
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AST(GOT)
<正常値>● 男14〜36Iu/l ● 女12〜28Iu/l
AST(GOT)は、からだの重要な構成要素であるアミノ酸をつくるための酵素です。
ASTは心筋、肝臓、骨格筋などに多く存在します。これらの臓器の細胞に異常がおこると、血清中のASTにもすぐ異常が現れるので、肝臓障害、心筋梗塞など診断するうえで重要です。
疑われるおもな病気
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、心筋梗塞、筋疾患
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ALT(GPT)
<正常値>● 男 10〜39Iu/ll ● 女 8〜26Iu/l
ALT(GPT)は、AST(GOT)と同様にアミノ酸をつくる酵素のひとつです。
ALTは、とくに肝細胞の異常に敏感に反応するので、肝臓、胆道系の病気の診断には欠かせない検査です。
疑われるおもな病気
急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝臓がん、アルコール性肝障害、中毒性肝炎(アルコール・薬剤など)、心筋梗塞
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ビリルビン
<正常値> 0.2〜1.0mg/dl
ビリルビンは、赤血球の中のヘモグロビン(血色素)から作られる色素で、黄疸の種類を診断する決め手となります。黄疸にかかると、体が黄色になるのは、ビリルビン色素が血液中に増えるためです。ビリルビンには直接ビリルビンと間接ビリルビンがあり、赤血球が破壊される溶血があると、間接ビリルビンが高くなります。肝細胞に異常があったり、胆管・胆道系がつまっている場合には直接ビリルビンが高くなります。
疑われるおもな病気
肝臓疾患、胆石、溶血性疾患、先天性高ビリルビン血症、膵頭部がん
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γ-GTP
<正常値> ● 男 14〜85Iu/l ● 女 10〜38Iu/l
γ‐GTPは、主に肝臓、膵臓などに含まれている酵素です。 γ‐GTPはとくにアルコールに敏感に反応し、しかも肝臓や胆道の病気があると、他の酵素より早く異常値を示します。そのためアルコール性肝炎の指標といわれています。
疑われるおもな病気
アルコール性肝障害、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆道がん、膵頭部がん
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ALP
<正常値> 109〜336Iu/l
ALPは、有機リン酸化合物を分解する酵素です。
主に肝臓や骨、骨盤、小腸の状態が正常かどうかわかります。小児では骨の成長が盛んな間は高くなりますが、止まると成人の値になります。妊娠8ヶ月以降は、ALPが胎盤から血液中に出てくるため高くなりますが、出産後3週間くらいで正常に戻ります。
疑われるおもな病気
肝臓疾患、副甲状腺機能亢進症、骨軟化症、骨の悪性腫瘍、骨折、閉塞性黄疸

コリンエステラーゼ
<正常値> 107〜233Iu/l
コリンエステルという物質を分解する酵素で、肝臓で作られています。高値を示すときはネフローゼ症候群の場合で、肝臓では作られているのに、排泄されないため、血液中の濃度が高くなります。低値の場合は、肝障害や悪性腫瘍、農薬中毒などです。

アルブミン
<正常値> 3.5〜5.3g/dl
血清中の蛋白は、主にアルブミンとグロブリンから構成されています。アルブミンの濃度は、正常域以上に高くなることはなく、病気になると常に低下します。その減り方の程度で、病気の重さを判定します。
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LDH
<正常値> 261〜483Iu/l
LDHは、体の中で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素の1つです。血清中のLDHは、悪性腫瘍、肝臓病、心臓病、血液の病気などで高値になります。ただし、LDHが高値でも、どこが病気なのか判定することは難しいので、異常になった場合は他の検査をする必要があります。運動や妊娠でも高値となります。
疑われるおもな病気
悪性腫瘍、心臓疾患(心筋梗塞)、肝臓疾患、骨髄性白血病、悪性貧血、肺梗塞

CPK
CPKは骨格筋や心筋のほか、平滑筋や脳などに含まれ、筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たします。CPKは筋ジストロフィー、急性心筋梗塞、心筋炎で高くなり、通常は女性より男性のほうが高く、激しい運動の後でも高くなります。

CRP
<正常値> 0.5以下 mg/dl
CRPは体内に急性の炎症や組織の損傷があるときに、血清中に増える蛋白の一種です。慢性関節リウマチ、細菌感染症、ウイルス感染症、心筋梗塞、悪性腫瘍などで高くなります。治療により病気が治ってくれば、正常値になります。感染症の治癒判定に有用です。
疑われるおもな病気
慢性関節リウマチ、リウマチ熱、心筋梗塞、悪性腫瘍
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尿酸(UA)
尿酸というのは細胞の燃えかすで、プリン体という物質からできており、通常は老廃物として尿といっしょに排泄されます。しかし、尿酸が腎臓からうまく排泄されなかったり、魚介類(貝類、ひらめ、たらなど)や肉類(もつ類、牛タン、ベーコンなど)などプリン体を含む食品を摂り過ぎたりして尿酸が増えすぎると、尿酸塩という細かい針のような結晶になり、手足の指や膝の関節にでき易く、炎症を起こします。これが痛風です。また、腎臓にひっかかった場合は、激しい痛みを伴います。腎臓結石の原因にもなります。
■尿酸結晶による痛風
・結節は足の親指のつけ根、手指、ひじ、耳などにできる。
・進行すると、白い尿酸結晶が、皮膚の表面に出てくることもある。
疑われるおもな病気
一次性高尿酸血症(痛風)、白血病などの血液性疾患、腎臓疾患に伴う二次性高尿酸血症、肥満
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尿素窒素(BUN)
BUNは、体内でエネルギーとして使われた蛋白の燃えかすです。BUNは腎臓でろ過されて尿中に排泄されますが、腎臓の排泄機能が悪くなると、血液中のBUNが高くなります。BUNは、腎臓の異常を知るための重要な指標となります。

クレアチン
クレアチニンは、尿素窒素や尿酸と同じく体内でエネルギーとして使われた蛋白の老廃物です。クレアチニンは腎臓でろ過され尿中に排泄されますが、腎臓の機能が低下すると、血液中の濃度が高くなります。クレアチニン値が高いほど、腎臓障害が大きいということになります。
疑われるおもな病気
糸球体腎炎、急性腎不全、慢性腎不全、心不全
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電解質
[ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、クロール(Cl)]
人間の体重のおよそ60%は水分です。これらの水分は、細胞内液や血漿(血液の上ずみ)などの体液として体中に存在しています。体液の中には、私たちの細胞になくてはならない電解質と非電解質とが溶け合っています。電解質とは、水にとけて電気をよく通すミネラルのイオンのことで、水にとけてナトリウムイオンと塩素イオンに分解する食塩が代表的なものです。これに対して、ブドウ糖や尿素などの非電解質は、水には溶けますが、電気を通しません。主な電解質のイオンは、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、クロール(Cl)です。これらは、食べ物として体内に摂取され、人間が生きていく上で、重要な役割を果たしています。
ナトリウムは、体の水分の調節をする働きをしており、カリウムは筋肉や神経に関係のある働きをしています。また、カルシウムには、骨や歯の形成、神経刺激の伝達、血液の凝固などに関係した働きがあります。クロールは体内の各組織に酸素を供給する上で大切な役割を果たしています。血清中の電解質の濃度に異常がある場合は、重い病気にかかっていることが多く、大半は入院治療となります。
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血清鉄
体の中の組織に酸素を供給する上で、鉄は重要な働きをしています。体の中には約3〜5gの鉄がありますが、その中で血清中の鉄は1/1000にすぎません。血清中に含まれる鉄分を測定し、鉄欠乏性貧血かどうかを調べます。 貧血の原因には3つあります。
1血液中の鉄分不足
2骨髄が血液を作らなくなった
3体のどこかで出血
貧血の原因にはいろんな病気があるので、精密検査が必要です。
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白血球(WBC)
白血球は体内に細菌やウイルスが侵入すると、それらを自分の中に取り込み、消化分解して無毒化するという大切な働きをしています。つまり、白血球が増えているということは、体のどこかに炎症が起きているわけです。また、非常に高い場合は、白血病も考えられます。
疑われるおもな病気
◎多いとき
急性虫垂炎(盲腸炎)、扁桃腺炎、肺炎などの感染症、白血病、心筋梗塞

◎少ないとき
再生不良性貧血、急性白血病(初期)、肝硬変
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赤血球(RBC)/ヘモグロビン(Hb)/ヘマトクリット(Ht)
赤血球<正常値> ● 男 427〜570万/ul ● 女 376〜500万/ul
ヘモグロビン<正常値> ● 男 13.5〜17.6g/dl ● 女 11.3〜15.2g/dl
ヘマトクリット<正常値> ● 男 39.8〜51.8%● 女 33.4〜44.9%

ALPは、有機リン酸化合物を分解する酵素です。
主に肝臓や骨、骨盤、小腸の状態が正常かどうかわかります。小児では骨の成長が盛んな間は高くなりますが、止まると成人の値になります。妊娠8ヶ月以降は、ALPが胎盤から血液中に出てくるため高くなりますが、出産後3週間くらいで正常に戻ります。
疑われるおもな病気
◎少ないとき
貧血
◎多いとき
多血症
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血小板
<正常値> 13.0〜36.9万/ul
血小板の数から、止血機能を調べる検査です。血小板は、血液の中で出血を止める唯一の成分です。血小板には粘着性があり、出血があると、その部分にふた(血栓)をして出血を止めます。ところが、血小板の数が少な過ぎると、出血しやすくなったり、出血が止まらなくなったりします。逆に多過ぎると、血管が詰まりやすくなります。
疑われるおもな病気
◎多いとき
本態性血小板減少症、再生不良性貧血、肝硬変

◎少ないとき
真性多血症、本態性血小板血症、急性出血
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