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NO.31 “患者とは串が心に刺さった人

患という字を分析すると、串と心になるので、そんな川柳が生まれたのだが、私は、鼻水が出るとすぐに来院する患者さんとの出会いで「患者とは串が心に刺さった人」を実感した。  
「鼻水ぐらいで、病院に来なくていいですよ」  
若くて人の心に目を向ける心が育っていなかったころ、私がそう言うと、鼻水さんが言ったのである。  
「うちの親は鼻水から肺炎になり死んだんです」  
そのことで、医者には「病気を見る目」「人間を見る目」「人生を見る目」「社会を見る目」が要求されることを知ったのだが、患者さんの心に刺さっている串は多種多様だ。  
 
今はただの小便だけの道具かな (ED)
  
おもらしが気になり怖いせき・クシャミ (腹圧性尿失禁)  
自己判断すべてガンに結びつく (ガンノイローゼ)  
みな巣立ちわたしゃ一人で泣いちっち (空の巣症候群―子育てが終わり、人生これ
でよ かったのだろうか、と考え込んで、うつ状態になるが、これからの生き方が決ま
るとすぐによ くなる病気)  

 
そんな串が刺さっていることを見抜いては抜いてあげたが、記憶の糸をたぐると、「人は心の病気でいろいろな症状を訴える動物である」と教えてくれたのは、下腹部不快感で来院した女性である。精査しても異常がなく、診察のたびに下腹部を隠すような仕草をするので、ある日、思い切って聞いてみた。  
「毛深いこと気にしているんじゃないですか」  
彼女は黙ってうつむいたままだ。私は女性の男性型恥毛の多くは特発性多毛というものだが、卵巣腫瘍や副腎腫瘍でも起こることがあると説明し、ホルモン検査を行った。だが、すべて異常なしだった。  
「あなたの多毛は民族、遺伝、性ホルモンの分泌とホルモンに対する毛根の感受性がからんでいる特発性多毛です。卵巣と副腎から出た弱い男性ホルモンが、どういうわけか、毛根のところで強い男性ホルモンになってしまうんです」  
しばらく手紙でカウンセリングしたが、まもなくいい人に出会い、結婚したのだった。  
 
悩みまで聞いて欲しいな聴診器
 
そんな患者さんは多いことだろう。いい間柄になるには患者さんも医者も人間を見つめることだ。私も本を読み、映画を見、音楽を聞き、話も聞いて、人間に対する好奇心を持ち続けたい。


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